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不思議少女ナイルなトトメス

不完全エピガイ 「エリート悪魔 ワルサ委員長」
 


第44話「天然記念物の敵」  TOP  UP  DOWN HOME

  

ゲスト…江幡高志・佐川二郎・水木薫 他

 はい、久しぶりのワルサ編です。今回の話はワルサ編唯一のコメディーです。
冒頭から徹底的に情けないワルサもまた一興かと思います。
微妙に台詞回しがぎこちないのもわざとやってるんでしょう、そう信じつつ見ていきましょう。

 事務所の傍(?)の崖でトトメスと戦うワルサですが善戦空しくパピルスされてしまいます。
パピルスされ封印…と思ったら夢でした。事務所の机で居眠りし飛び起きるワルサが哀れです。
その頃、学校の帰り道でマナミはタクシーから降りてくる不審な人物を見咎めます。
サングラスをして料亭に通う初老のその男こそ、我らが日本の内閣総理大臣でした。
この料亭にいるナイルの悪魔芸者と芸者遊びをしているのです。
セミ型ナイルの悪魔とセミ取りごっこをし、アレをせがんで断られる総理大臣ですが
「アレ」とは一体なんでしょうか…。後で仰天する遊びです。むしろプレイ。

 夕飯時にマナミはTVを見て、例の人物は総理大臣であることに気づきます。
しかし「こんな小さな街に総理が個人タクシーで来るわけない」と誰も信じてくれません。
そしてその頃料亭では酔ったワルサがナイルの悪魔芸者を相手に愚痴をこぼしていました。
片膝を立てて管を巻くワルサは典型的なカッコワルイおっさんにしか見えません。
酒で憂さ晴らしするワルサの悲しみと苦悩は深いことが伺えます。塩撒かれてますけど。
そんな酔っぱらいの相手をしてあげているナイルの悪魔芸者は、ふとワルサの漏らした
「ナイルの悪魔が天然記念物に指定されればなぁ…」という戯言を聞きとがめます。
無学だから分からないという芸者にワルサは親切にも辞書を貸してあげます。
それによると天然記念物は自然界の貴重な動物で、なんと国が保護してくれるとか。
そうなれば市民団体に囲まれてトトメスも俺達悪魔に手が出せなくなるんだが…などと
自分の他愛のない想像に苦笑するワルサですが、芸者には何か思うところがあったようです。

 芸者は翌朝、総理大臣の家に押しかけます。パパ〜なんて言いながら。
そして「アレしてあげるからナイルの悪魔を天然記念物にして〜」とせがみます。
アレとは…なんとセミのオシッコでした!総理大臣は大喜びです。
芸者はその足でナイルの悪魔労働組合事務所に赴き、ワルサ委員長に
「ナイルの悪魔が天然記念物に指定されるかもしれない」と告げて去っていきます。
 しかし、やはりそんな無茶苦茶なことは国会に通るはずもなく否決されたようです。
ワルサ委員長に何て言えばいいの!と怒った芸者は総理に宿ってしまいます。
そしてTVで「ナイルの悪魔を天然記念物に指定」臨時ニュースが!
びっくりするサナエ&マナミ。喜びつつもまだ信用できないと考えるワルサ。
きっと総理がこの街に来たことと関係があると考えたサナエは家を飛び出します。
そして時同じくして芸者に会いに例の料亭にやってきたワルサと鉢合わせします。
変身し、ワルサをやっつけようとしたその時!向こうから市民団体が!
「ナイルの悪魔を守る会」に囲まれ、ワルサは意気揚揚とトトメスをなじります。
調子に乗って「トトメスを懲らしめましょう」だの「トトメスを逃がすな!」だの言ってるワルサ、なかなかの扇動家です。

 追われて公園まで来たトトメスはなんとか市民の皆さんの誤解を解こうとします。
ひょっこり現れた総理の顔を見て、ナイルの悪魔に宿られていると確信したトトメス、
アメンホテップで花咲かじいさんを出し、総理に花を咲かせてくしゃみで悪魔を追い出しました。
出てきた悪魔芸者を見てワルサもビックリ仰天、今まであれだけ騒いでいたのに
ナイルの悪魔は天然記念物ではないと知るや一転して気まずい雰囲気です。
市民団体に詰め寄られ「俺は知らないよ」と弁解しながらワルサは逃げていきました。
悪魔芸者はそのままパピルス、天然記念物になって皆に愛されたかったと嘆きながら
ピラミッドの中に封印されていきました。

 40話もそうですが、なかなかトトメスとワルサとの息詰まる立ち回りが見れないですね。
悪魔なのにマオカラーシャツと綿パンが似合いすぎるのも考えものですなぁ。
しかし敢えて変身前の情けない…もとい平凡な姿でのワルサの生活を描写することで
より一層ワルサへの感情移入と共感を誘っているのかもしれません。
少なくとも今回のワルサを見た感じでは「トトメスの脅威に怯える弱者」にしか見えません(笑)

 さて、次回のワルサ登場は50話です。ああもう終わりが近いんだなぁ…。


第40話「ペットの悪魔」  TOP  UP  DOWN HOME

  ゲスト…田中麻世・藤江リカ・渡部るみ 他

 永らくお待たせいたしました、「哀しみのワルサ編」第5弾。
妹・恋人・尊敬していた先生・初恋の人の次は「大切に育てた少女」が
トトメスに捕まる。どうもワルサに関わった女性はみんな捕まってしまうようで。
ちょっと微妙なワルサの髪型が気になりつつ、振り返ってみましょう。

 ナイルの悪魔労働組合事務所前に籠を持って現れた着物姿の謎の婦人。
「組合の方にかわいがってもらうのよ…」と袂から成田山のお守りを出し
籠の中の赤ちゃんに添えると泣きながら去っていきました。
 そこにワルサがご機嫌でワルチャリに乗って帰ってきます。
事務所前に置かれた不審な籠を開けるとそこには…ナイルの悪魔の捨て子が!

 泣き続ける赤ちゃんの傍でワルサは粉ミルクを調合中。
赤ちゃんをあやすワルサが子煩悩な育児パパっぷり炸裂で大爆笑。
特に赤ちゃんのミルクを試飲するワルサ…乳児プレイ?(言うな)
与えられたミルクをぐびぐびと飲むと赤ちゃんは美しい少女に成長しました。

 街に出た少女は次々と潜伏していたナイルの悪魔のことをばらしていきます。
肉屋のオヤジ・盆栽・自販機…。ちなみに肉屋のオヤジはトサカ(第29・30話に登場)ですね。
街のみんなに迫害されたナイルの悪魔は憤慨し、育て親のワルサに怒鳴り込みます。
土下座し、監督不行届を詫びるワルサ。慌てて少女を探しに行きます。
少女を見つけ、まさに叱りに行こうとしたその時!
母親と仲睦まじく遊ぶ子供を見て「ママ…」と寂しげな表情をする少女に
ワルサは何も言えなくなってしまいます。ワルサはオッパイないもんね。
 「自分に勝たなくちゃ」と自分に言い聞かせて歩き出した少女ですが
うっかり人にぶつかってしまいます。婦人の落としたポーチの中身を拾う途中
婦人はめざとく少女の胸に輝く成田山のお守りを見咎めます。
ビックリして逃げ出す少女を追いかける婦人。とうとう事務所前に来てしまいます。
少女は事務所内でワルサに事の次第を話すと、ワルサは顔色を変え
事務所前に来たものの逃げた婦人を追いかけていきました。
ここでカッコよくロープ(地上50cm程)を飛び越えるワルサに興奮。山根さん運動神経いいなぁ。

 とうとう婦人に追いついたワルサは捨て子をした婦人を厳しく問い詰めます。
しかし彼女は決して少女の母親でもナイルの悪魔でもなく、ナイルの悪魔の赤ちゃんを
ペットとして飼っていた人間でした。彼女の告白に衝撃を受ける少女。
ワルサは当然大激怒。「ナイルの悪魔はペットじゃない!」と悪魔体に変身。
勢いよくガスを婦人に吹き付けますが、彼女をかばった少女に直撃してしまいます。
ワルサの優しい介抱によって気を持ち直した少女は夫人に問います。
それによると少女は縁日のミドリガメの横で売られていたとか。
少女は完全にふっきれ、人間をペットにするナイルの悪魔になるとワルサに宣言し
ワルサもそれを応援させてくれと激励します。
逃げる夫人を追いかけていく悪魔化した少女を見て、ワルサは彼女の成長に目を細めるのでした。

 しかし、人間をペットにするようなことをトトメスは許すはずもありません。
トトメスはナイルの悪魔の少女と戦い、追い詰めていきます。
少女の逃げた先は魚屋…彼女は鯛に宿りました。トトメスも必死に探しますが
一体どの魚に宿ったのか分かりません。その様子を影で見ていたトサカは
少女がかつて自分にしたことをそのまま彼女に行います。
トサカによって居所をばらされてしまった少女はトトメスに封印されてしまいました。

その頃ワルサは少女が一人前になったお祝いに何をしてあげようかと考えていました。
5時に仕事を切り上げ、ワルチャリで商店街に向かうと魚屋で一匹の鯛を発見。
さっそくその鯛を購入するワルサ。パーっと派手にパーティーをやるつもりのワルサは
その鯛の下から出てきた少女の成田山のお守りには気がつきませんでした。

 冒頭の育児シーンには笑わせてもらいました。ワルサの人柄がよく分かるシーンですね。
少女のワルサの呼び方が途中「ワルサさん」から「ワルサ」に変わったのは
ワルサが「育ての親」から「ナイルの悪魔の同胞」へと変わったからでしょうか。
それにしても全シーンを通してワルサの少女への深い慈愛が伝わってくるだけに
少女が捕まったことを知った時のワルサの悲しみを想像すると涙が溢れます。
 ちなみにワルサに育てられるナイルの悪魔の捨て子を演じるのは
前作のポワトリンで名門家の令嬢・新井礼子を演じた田中麻世さんですね。
決まり文句の「お願いが御座います」を言ってくれてファンは感涙にむせび泣いたことでしょう。 


第35話 「初恋の赤トンボ…」  TOP  UP HOME

 

  ゲスト…羽生愛 他

 今回は前回34話で触れられたワルサの初恋の赤トンボ型ナイルの悪魔が登場するお話。
個人的にはこの話は唯一完璧に記憶が残ってる回…やはり「ラブホテルに誘われるワルサ」が
強烈に印象に残っているせいかもしれない。朝9時に両親とご飯食べながら観ていた時のあの気まずさも思い出した(笑)

 ナイルの悪魔労働組合事務所でひとり感慨にふけるワルサ。愛する者達を次々にトトメスに封印され
すっかり労働組合委員長に嫌気が差し、シャボン玉で遊んじゃってます。
「これで初恋の赤トンボまで封印されたら、サイッテーだな…」
そんな中、一本の電話が。「善良な市民に不幸のどん底に落とされた」というナイルの悪魔のSOS!
ワルサは慌てて自慢の愛車(改造ママチャリ…通称「ワルチャリ」)で現場へ急行します。
まるでヒーローっぽいシーンですが、肝心の愛車がかっこ悪いためワルサの魅力も5%引きです。

 ロープで井戸に落ちたナイルの悪魔を引き上げてみると、それはあの初恋の赤トンボでした。
夢にまで見た赤トンボ、なんだか様子が変です。ケバい化粧に派手な服、しなを作ってワルサに媚びます。
呆然としたワルサ、「変われば変わったね…」とそそくさとその場を去ろうとしますが赤トンボはめげません。
「委員長就任のお祝いをしたいの」と赤トンボが連れて行ったのは、なんとラブホテル街。
ワルサは狼狽します。「お前、何考えてるんだ」「Hなこと」「オレはそういうのは嫌いだ」「みんな最初はそう言うのよ」
「そりゃ本当は好きだけど…でも嫌いだ」「私に恥をかかせる気?」とても日曜朝の女の子向け番組とは思えません。
何とか貞操(?)を守りぬいたワルサは隙をついて愛車で逃走します。
ホテルの前に残された赤トンボは「据え膳食わぬは男の恥」という諺を知らないワルサにたいそうご立腹です。

その頃、サナエは一人でお留守番です。父親から電話番を頼まれているのです。
でもこんな時にナイルの悪魔が出現したら困る、ということでティナに「新トトメス」になってもらいます。
時給1000円で憧れのトトメスになれたティナ、スキップしながら公園を歩いているとやさぐれたワルサに出会います。
初恋の赤トンボがあんな軽そうなイケイケ姉ちゃんになってしまっていたショックはやはり大きかったようです。
思わず美しい思い出に現実逃避するワルサ。すぐ現実から目を背けてしまうのがエリート出身者の悪い癖です。
「委員長になってからオレの人生はサイテー…辞めた!もう委員長は辞めた!」とハンバーガーをパクついていましたが
新トトメスを見るや否やハンバーガーを捨ててファイティングポーズ。まったく現金なお方です。
負けじと新トトメスも頑張りますが、名乗りはできないしパピルスは絡まるしでワルサにも呆れられてしまいます。
「こんな奴に構ってられない。薔薇色の人生を取り戻そう」と立ち去ろうとするワルサに
新トトメスは具志堅神社で厄払してもらうことを提案。ワルサもその案にのります。

 さて、無事に厄払をしてもらったワルサが口笛吹きつつ歩いていると、どこからともなく玉の嵐が・・・。
次から次へと襲いくる不幸にたまらずワルサは神社に駆け込み神主を詰問。すると、何と神主は
厄払と間違えて悪運のつくお払いをワルサに施してしまっていたのです。
本気で怒って神主を追い掛け回すワルサ。どうすることもできない新トトメスはサナエに助けを求めます。
サナエに電話している新トトメスの後ろで神主に飛び蹴りをかましているワルサ、何気に芸が細かいですね。
やっぱり新トトメスじゃだめね、とばかりに家を飛び出すサナエ。しっかり留守番はハナコに押し付けてます。
そしてその頃、ワルサは神主に宿ろうとしてうっかり新トトメスに宿ってしまいました。

 神主の悲鳴を聞いてサナエがトトメスに変身して駆けつけると、新トトメスが襲い掛かってきました。
ワルサが宿っている新トトメスを激戦の末にホールド。ティナは意識を取り戻し必死にトトメスに訴えます。
どうやらナイルの悪魔に宿られるとくすぐったいらしいですね(ティナの証言より)
ティナの精神力の強さなのか、簡単にティナとワルサに分離してしまいました。
悪魔体に変身するワルサ。ガスを吹き付けた、と思ったら走って逃げていきます。
追いかけるトトメス。なおも逃げるワルサ。そこに運悪く居合わせてしまった赤トンボは
ワルサに声をかけたばっかりに、隠れる場所を探していたワルサに宿られてしまいます。
そしてトトメスの不思議スティックの導きによってワルサの宿った赤トンボは発見され、パピルスされてしまいます。
「ワルサくん、逃げて」としおらしいことをいう赤トンボ。
「ワルサくんの代わりにトトメスに捕まって、赤トンボ嬉しい…」
そうです、みかけは随分変わってしまっても赤トンボは優しい赤トンボのままでした。
今ごろそのことに気づいたワルサは、またもや親しい者を目前で封印されてしまうのでした。

 人間体に戻り、フラフラと事務所に帰ってきたワルサ。愛車に巻かれたロープを見て赤トンボの姿を思い起こします。
己の身を犠牲にして自分を助けてくれた美しい彼女にはもう二度と会うことはできないのです。
「やっぱりお前はオレの初恋の女だった…」とぽつりとつぶやくワルサ。
その時、事務所から響いてくる電話の音。赤トンボを失った悲しみを断ち切るかのように
ワルサは急いで電話を取ると、ナイルの悪魔労働組合の仕事に精を出すのでした。

赤トンボ役の羽生愛さん、気になるのでちょっと調べてみたところ1967年(64年説あり)生まれでした。
ワルサ役の山根鉄仙さんが1957年生まれなので実年齢では10歳近い開きがあるんですが
あまりそう見えないですね。むしろワルサの方が若いんじゃないかと思ったり(失礼)
女は老けるのが早いとは言うけどコレはまずいでしょ。メイクのせいだと思いたい…。


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