不完全エピガイ 「エリート悪魔 ワルサ委員長」
第34話 「ワルサの誓い」 TOP
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ゲスト…大川栄子 他

さて、久しぶりのワルサ編。本作品の転換となった屈指の名エピソードを見ていきましょう。
打倒トトメスに燃えるワルサは、スポーツジムで体を鍛えます。(アレッ、健康的なことをして大丈夫なの?)
光る汗は眩しいものの、レイヤードのランニングシャツと赤い短パンが全く似合いません。
「しかし自分ひとりが鍛えてもしょうがない・・・ナイルな悪魔を団結させるには…」と考えるワルサ。
そこで親睦を深めるための「大運動会」「バーベキュー大会」「シューベルトを聞く会」を企画しますがことごとく反対され
最後には水をぶっ掛けられたワルサは、やさぐれておでん屋台でガンモドキをヤケ食い。
「ワルサくん、そんなにガンモドキを食べたら体に悪いわ」と女主人がたしなめます。
実は昔、ワルサの幼稚園の先生だった女主人にワルサはすねてみせます。
「先生はオレにガンモドキを食べさせたくないんだ…」「先生も他の悪魔と同じでオレのこと嫌いなんだ…」
ワルサってば母性本能をくすぐりまくり。はっきり言ってかなりの熟女キラーです。
「そんなことないわ、みんな本当はワルサくんの事好きなのよ」もちろん私も好きだとばかりに返す女主人。
ワルサの初恋のエピソードもここで触れられます。次回への伏線ですな。
そんな中、クラス委員になっていじめられたマナミがおでんのヤケ食いにやってきます。
ガツガツとガンモドキを食べるマナミを見かねて声をかけるワルサ。
「お嬢さん、小学生が学校帰りに校則を破ってガンモドキを食べるのはよくないと思うよ」
「ほっといて下さい!」と突っぱねるマナミに一言、「ほっとけない」…熟女の次はロリータの心を鷲づかみです。
「よろしければ、訳を聞かせてもらえませんか」と言うと急に泣きながらいじめの全容を話すマナミ。
ここじゃ何だから、とマナミを誘うワルサ。なぜか2人でボートに乗ります。
「みんなが私をいじめるのは私が好きだから…?」「オレにも覚えがある」とイイ雰囲気。一体何の番組でしょう。
しかしそんな蜜月もすぐに終わります。ジュースを買いに行ったマナミはうっかり少女隊手帳を落としてしまいます。
拾い上げたワルサは「あの子はトトメス少女隊の一人…?トトメス少女隊とこれ以上関わるのは危険だ」と判断し
潔く身を引くことにします。「いいお兄さん」から「邪悪な男」へとさっと表情が変わるのがいいですね。
そんなことは露知らず、ジュースを2本買ってきたマナミに例のいじめっ子達が迫ります。
いじめっ子達に追いかけられるマナミ。…もちろん、助けに入ったのは誰あろうワルサでした。
悪魔達に「親睦を深めるためのドッヂボール大会」を呼びかけている最中にマナミの悲鳴を聞きつけたワルサは
一瞬考えながらもマナミを守ろうと走りだします。悲鳴に振り向くポーズは正にヒーローです。
ワルサは森影に隠れたマナミに忍び寄ると、彼女に取り付いてしまいました。
マナミの怪人となっていじめっ子達をやっつけたワルサ。ですがそれは自分の首をしめる結果になりました。
トトメスのピラミッドが反応してしまったのです。ステッキに導かれたサナエは変身、マナミの怪人を見咎めます。
「お前はワルサ…!」マナミの怪人は、アメンホテップで呼び出された釣り人によって
ワルサとマナミに分離しました。餌のカールで釣られてしまうワルサがマヌケです。
さて、ワルサは人間体から悪魔体に変身です。衣装が一新され、左手が赤い悪魔の爪になっています。
左手からガスを噴射させ、トトメスと死闘を繰り広げるものの、やはり劣勢に立たされるワルサ。
おでん屋台のそばで蹴り飛ばされ、羽交い絞めにされるワルサを心配そうに女主人が見守ります。
そして、遂にワルサがパピルスの餌食に!?「う、うわぁー!」と悲鳴を上げたその時!
女主人が飛び出してきてワルサを突き飛ばしました。そのままパピルスで縛り上げられる女主人。
「せ、先生…」身を呈して教え子を守った女主人は、呆然とするワルサの前で封印されてしまいました。
オルゴールを悲痛な顔で見つめるワルサに幼稚園の記憶がオーバーラップします。優しかった先生の思い出…。
ふと気が付くとトトメスは既に消えています。「おのれトトメェス…!」とトトメスを探し回るワルサ。
しかしトトメスはいません。湖のほとりにぽつんと先生のおでん屋台が残されているだけです。
ワルサは主無きおでん屋台を見つけ、「先生…、先生ーっ!」と絶叫するのでした…。
さて、次回は今回のエピソードの回想シーンで現れた「初恋の赤トンボ」とのお話です。
リアルタイムで見ていた中で一番印象的だったエピなので楽しみです。
予告での「ワルサにティナが宿られちゃった〜」というサナエのナレーターが他人事っぽくて笑えます。
第30話「ワルサの恋人」 TOP
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ゲスト…島津冴子・藤田一夫・松尾昌代 他

しょっぱなからマナミの歪んだ小学生社会を嫌というほど見せ付けられ、同時に微笑ましくもある冒頭。
全く本編と関係ない導入部分なのだが、そこから何故かナイルの悪魔労働組合の集会シーンに。
唐突過ぎるよ!まだ心の準備できてないよ!(何のだ)
とりあえずトサカの熱い演説に賛同?しているナイルの悪魔達…その中を掻き分けるように登場する
我らがアイドル、ワルサ委員長!ちゃんと正装しているのがポイント高い。
みんなが大喜びで迎える中、ひとり体を震わせるタマムシ…そこにタイトルがかぶり、このムシと
ワルサ委員長との関係が明かされるという演出は素晴らしい。
公園に呼び出されるワルサ。そこには恋人が待っていました。
「話って何だ」「座らない…?」まるで倦怠期のカップルです。つうかまんま倦怠期。
委員長に選ばれやる気マンマンのワルサに、身の保全のため辞めるよう必死の説得をする恋人。
もちろんそれはワルサを気遣ってのことですが、当然頭に来たワルサは恋人を革靴で踏み潰そうとします。
「いいのよ、私、ワルサに踏み潰されるなら…」もちろん踏み潰せないワルサ。ものすごいカップルです。
そして倦怠期特有の会話をぶちかましてくれます。ああ、さすが浦沢義雄、分かってます。
「ナイルの悪魔労働組合の委員長と私、どっちが大切なの?」「委員長。」そう、男はいつだって仕事を選びます。
ショックを受けてひっくり返った恋人の姿に、私は涙を禁じえませんでした。
時同じくしてトトメス少女隊に親切心をズタボロにされた山崎少年はさめざめと泣くワルサの恋人を発見。
お腹がすいてるんだと勘違いした山崎はワルサの恋人にパンをちぎって分けてあげます。
そのしぐさに、ワルサの恋人はデジャヴ。優しかった頃のワルサのことを思い出します。
海の見える土手でデートした事―ワルサは恋人にパンを食べさせてあげます―「おいしい?」「うん、おいしい♪」
そして自分もパンを食べるワルサ。一見爽やかなデートシーンですが、やってることは給餌プレイです。
そのことを思い出した恋人は、ワルサと同じ行動を取った山崎に乗り移り、親切仮面になるのでした。
悪魔警報を受けたトトメスは「何を血迷う、子犬の糞を奪うナイルの悪魔!」と親切仮面を捕まえようとします。
しかしそれは誤解で、通りがかりの主婦が親切仮面の善行を全て説明してくれます。
戸惑うトトメスに親切仮面は「いつもナイルの悪魔と戦って大変だから肩を揉みます」と迫ります。
断っても執拗に追いかけてくる親切仮面にさすがのトトメスもたじたじです。危うしトトメス!
場所は変わってナイルの悪魔労働組合。団結の歌(?)を歌う悪魔達と、それを指揮するワルサ。
でたらめに指揮するワルサの左肩にジロウが乗っかってます。ていうか指揮棒は右手で持つのが正解です。念のため。
そんな調子こいてるワルサの耳に「トトメス出現」の情報が。動揺する悪魔達とは対照的に、いきり立つワルサ。
鼻息も荒く戦いの場へと現れたワルサですが、肝心の悪魔達は怖気づいてしまって、誰もついてきませんでした。
しまいには「トトメスのことはワルサに任せて我々は歌を歌おうじゃないか…」とか言って歌いだす始末。
仕方ないのでワルサは一人でトトメスと戦います。関係ないですが、トトメスのアクションは大道寺俊典が吹き替えますが
ワルサのアクションは全て山根鉄仙さんが自分で行っているようです。めっちゃ動きが良いです。再度惚れました(笑)
噴水前で、なおも戦いつづけるトトメスとワルサ。ワルサの噴水を呼ぶポーズがマヌケすぎるのがポイントです。
対してトトメスが噴水を止めます。どうやら劣勢だとみるや、急に腹痛でうずくまるワルサ。
情けない声を出して腹痛を訴えるワルサにトトメスは微塵も同情せず、アメンホテップで医者を呼びます。
ここで診察器を下腹部に当てられる泣きたくなるほど情けないワルサも今回のポイントです。
ワルサを診察した白衣のお医者さんは一言「仮病です」「チッ、バレたか」
そんなワルサをパピルスしようとしたその時!物陰から親切仮面がっ!代わりにパピルスされてしまった親切仮面は
山崎と恋人に分離してしまいます。「お前はっ…!」とあまりのことに声が震えるワルサに恋人は優しく言います。
「私、貴方の代わりにトトメスに捕まってとっても嬉しい…」美しい自己犠牲精神です。
「この仇は必ず取ってやる!」と走り去るワルサ。長いジャケットの裾が翻り、最後までかっこ悪いワルサでした。
思いなしか前回よりワルサの台詞回しが硬いんですけど、それは演技?
とりあえず次回は松本先生話のようです。トトメス屈指の名作と言われる第34話までワルサの登場はお預け。
第29話 「ワルサの妹」 TOP
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ゲスト…うえだ峻・亀山助清・華井すずみ・山本緑 他

第28話での予告から既に異様な雰囲気だったが(だって仁王立ちするワルサのシーンで終わるんだもん)
OPも一新、クレイアートから実写に変わる。登場人物に合わせてテロップも出るしなかなか見ごたえあり。
そして我らがワルサ委員長もOPにお目見え☆タロット占いを邪魔されたワルサは大激怒するのだが
その一瞬の表情にドキッ。…そうだ、このシーンだ。コレでワルサに惚れた11の頃。
でもこの後宙に浮く(というより「吊られる」)ワルサはちょっと減点かも…でももう惚れちゃったから。
それはいいとして本文。うえだ峻さんの船頭さんの屋形船で何やらナイルの悪魔達が悪巧み。
芸者遊びしてるあたりシュール。「○○党じゃないけど…団結しよう!」って、当時の政治パロ?
「ナイルの悪魔短大卒、ナイルの悪魔大蔵省で今は六本木デスコで黒服やってるアイツ」を
ナイルの悪魔労働組合の委員長にしよう!と意気込むトサカ頭のナイルの悪魔。
さて、そのアイツとは…?
場面変わって、ディスコ。トサカ頭がその名を呼ぶ。「ワルサ〜ッ!」「何だ?」
で、出てきました!僕らのアイドル・ワルサ!めっちゃ黒服、めっちゃマオカラー。
オマケに鬱陶しい髪を後ろで束ねちゃってます。くうう、たまらんちー。
トサカ頭の必死の説得空しく、ワルサは委員長を断ります。何故ならワルサには
「健康にのめり込む妹」がいるのです。なんでも、ナイルの悪魔にとって健康は悪いことだとか。
無邪気に健康的なことを楽しむワルサの妹の姿(JMのさっちゃんですね)がかなり笑える。
トサカもそれを察して一旦はひきます。でもその帰り道、トサカはワルサの妹と遭遇。
ここでの兄妹の回想シーンが秀逸!健康にふける妹を諭そうとするワルサの目がらんらんと
怪しく光るのもポイント高いですが、やはり名場面は「殴られて気絶するワルサ」でしょう!
トサカに叱られて切れた妹は、トサカも殴って気絶させるのでした。
でも妹も自分を恥じ、ディスコの階段掃除をしている甲斐甲斐しい兄の姿を見ながら
「私がいなければお兄ちゃんは委員長になれるのね…」とトトメスに捕まえてもらうことにします。
ああ、美しき哉兄妹愛。ていうかお前が高いスポーツクラブに入会しまくるから会費を払うために
ワルサがこんなに働いてんだろうが…というヤボな突っ込みはこの際止めましょう。
さて、その頃サナエは家族で食べまくったカキ氷に当たり、お腹がピーゴロリです。
それでも悪魔は待ってくれない。ワルサの妹の電波に呼ばれたはいいが、変身するスキを与えず
結局捕まえることはできませんでした。あーいかにも浦沢脚本だなぁ…。
そしてワルサの妹はおまわりさんに助けを求めます。折しもおまわりさんは実家の母から
電話でお見合いの話を持ちかけられてテンパり中。「親の決めた相手と結婚するくらいなら」と
なんとワルサの妹にプロポーズ。ちょっと待て、お前はワルサを「義兄さん」と呼べるのか?!(謎)
そしてここで初めておまわりさんの名前が明かされます。「ヨシオ」だそうで…義雄?!
快く受け入れたワルサの妹はウエディングドレスを着て、おまわりさんと一緒に具志堅神社(?)へ。
食事中だった神主さん、「簡単にやっちゃうよ」とテキトーに神前結婚式を始めちゃいます。
そこへ「ちょっと待ったコール」(←91年だから多分ねるとんネタですな)が!
おまわりさんのお母さんです。「ひげの生えた嫁しか認めない」という暴言にワルサの妹マジギレ。
可愛いワルサの妹は「花嫁の怪人」に変身しちゃいます。…コレは多分ワルサ役の山根鉄仙さんかと。
だって清楚なウエディングドレスから思いっきり腋毛が出ちゃってるから(笑)
ティナの通報でいつもの洞窟に駆けつけたトトメス。花嫁の怪人のキャンドルサービス攻撃に
アメンホテップで「今日が誕生日の人」を呼び出して万事解決、そして哀れ花嫁の怪人は
「縛れ、パピルス!」されちゃいます。駆けつけた最愛の兄・ワルサに涙声で別れを告げると
断末魔をあげながら封印されてしまいました。しかし、ワルサの前で「あと、22匹…」はないって。
トトメスってば冷酷すぎ。もちろんワルサはブチ切れてジャケットを脱ぎ捨てて襲い掛かります。
一歩もひかない構えを見せたトトメスとワルサですが、「ん、ちょっと思い出したことがあった」と
ワルサはスタコラ退場。なんでやねん。
で、ワルサは何しにいったかというと、川原に立ち、未だ屋形船で遊んでるトサカ達に向かって
「ナイルの悪魔労働組合の委員長、引き受けた〜!」と、正装して高らかに宣言!
ワルサ!ワルサ!と盛り上がるトサカ達。ファンファーレが鳴り響いて「つづく」の文字が…。
30話の予告もなかなか。ワルサに思いが伝わらない恋人が「親切仮面」になるお話ですが
ナイルの悪魔の大合唱に本気で指揮棒を振り回してるワルサがキュート。
かと思えば恋人との語らいのシーンや、トトメスとの攻防シーンなど、次回も見どころいっぱいです。
しかしワルサ、女の趣味がすごすぎるよ…タマムシじゃんか恋人。